空間デザイン
企業文化を体現する空間デザイン。ID INC.は、ブランド戦略と空間を一貫して設計し、人の所作と想いが交差する場を創ります。オフィス、店舗、商業空間——そこで過ごす時間が、ブランドそのものになる空間を。
Philosophy
空間デザインに込める私たちの考え
空間は、そこに立つ人、働く人、訪れる人に、言葉を超えて語りかけます。ID INC.が空間デザインで大切にしている3つの考え方をご紹介します。
空間は、最も長く語りかけるブランドメッセージ
ロゴは数秒で認識され、パンフレットは数分で読まれます。しかし空間は、そこで働く人にとって1日の多くの時間を共にし、訪れる人にとっては数十分・数時間を過ごす場所です。朝の光、夕方の影、日々の所作——その長い時間のなかで、空間は静かに、しかし確実にブランドを語り続けます。だからこそ空間は、ブランドの最も強力なメッセージになり得るのです。
人の所作が、空間を完成させる
どれほど美しい空間も、人がいなければ完成しません。コーヒーを淹れる手の動き、立ち話が生まれる一角、ふと顔を上げたときに見える緑——空間は、そこで営まれる行為によって意味を持ちます。ID INC.は、図面上の美しさだけでなく、人がどう動き、どう感じるかを起点に設計します。完成時の美しさではなく、使われ始めてからの豊かさを目指します。
素材と時間が育てる、生きた空間
新築時が最も美しい空間と、時間とともに深みを増す空間は、最初の選択で決まります。ID INC.は、経年変化に耐え、むしろ育っていく素材を選び、時間が味方になる空間を設計します。無垢の木、金属、漆喰、石——それぞれの素材が持つ生命を活かし、使うほどに愛着が増す場所を創ります。
Service
制作領域と成果物
オフィス・店舗・商業空間まで、幅広い空間デザインに対応しています。設計から家具、サイン計画まで、空間に関わるすべての要素を一貫してデザインします。
オフィスデザイン
企業文化を体現し、働く人の創造性を引き出すオフィス空間を設計します。
- 新設オフィスの設計・リノベーション
- ワークスタイルに合わせた機能設計(執務・会議・集中・コラボレーション)
- エントランス・受付エリアのブランディング
- カフェ・ラウンジなどの共有空間
- 採用・広報にも機能する「見せる」オフィス
店舗・商業空間デザイン
ブランドの世界観を体感できる店舗・商業空間を創ります。
- 飲食店(レストラン・カフェ・バー・鮨店・専門店)
- 物販店・セレクトショップ・ギャラリー
- ホテル・宿泊施設・ウェルネス空間
- ポップアップ・期間限定の空間演出
- 店舗オペレーションと動線の最適化
家具コーディネート・特注家具制作
空間に合わせた家具を、既製品の選定から特注制作まで柔軟に対応します。
- 既製家具のコーディネート(国内外ブランド)
- 空間に合わせた特注家具の設計・制作
- 受付カウンター・什器の造作
- ワークデスク・会議テーブル
- 長く愛用できる家具選びのアドバイス
サイン計画・空間グラフィック
VIと連動した空間サインで、ブランドの一貫性を空間にも拡張します。
- エントランス・ロビーの企業サイン
- 室名サイン・案内サイン・フロアガイド
- 壁面のブランドメッセージ・グラフィック
- 什器・家具へのロゴ展開
- 照明計画との連動
Cases
制作事例
オフィスから飲食店まで、ID INC.が手がけた空間デザインの中から、特に印象的な4つの事例を物語とともにご紹介します。

リッツメディカル本社オフィス
- 背 景
- 事業の成長とともに社員数が増え、既存オフィスの規模が追いつかなくなっていたリッツメディカル。移転を機に、単なる床面積の拡張ではなく、企業理念を体現する場として本社を再定義したいという想いがありました。
- 考 え
- 「固定席を持たないコワーキングスタイル」を提案。部門の壁を超えた偶発的な対話が生まれる空間構成とし、企業理念である「アップデート、次々と」を日々の働き方そのもので体現できるよう設計しました。
- 仕上げ
- 開放的なワークラウンジ、集中できるブース、自然と人が集う共有キッチン——それぞれが有機的につながり、働き方の多様性を許容するオフィスが完成。理念が空間を通して社員の日常に染み込んでいく場が生まれました。

JLW本社オフィス
- 背 景
- 住宅・不動産関連サービスを提供するJLWのリブランディングに伴う本社オフィス移転。新しいブランドアイデンティティを、働く場でも体現したいという要望がありました。
- 考 え
- 「さまざまな"おうち"が建ち並び、公園の緑が豊かにつながる街」をコンセプトに設定。事業そのものである"住まい"のモチーフを、オフィス空間にユーモアを持って落とし込みました。個室やミーティングスペースを「小さな家」として配置し、その間を公園の小径のように繋ぎます。
- 仕上げ
- まるで街を歩くようにオフィスを移動でき、木々や緑が点在する空間が完成。働く人にとっても、訪れる顧客にとっても、JLWのブランド世界観を自然と体感できる本社が実現しました。

SEE THE LIGHT
- 背 景
- アパレル企業のオフィス設計プロジェクト。ブランドの持つ「街に溶け込みながらも、独自の光を放つ」という世界観を、オフィス空間でも実現したいという要望がありました。
- 考 え
- 街並みとの連続性を保ちながら、空間内部では「淡い光」に包まれるような体験を設計。過度な装飾を排し、素材の質感と光の陰影で空間のトーンを作り上げるアプローチを選びました。
- 仕上げ
- 間接照明と素材選定によって、一日を通じて表情を変える光環境が完成。朝、昼、夕方、それぞれの時間帯で異なる美しさを持つ、静かで深みのあるオフィスが生まれました。

tonari
- 背 景
- 無垢の一枚板カウンターを主役に据えた立喰鮨店。限られた面積のなかで、寿司職人と客の距離感、そして素材そのものの存在感を最大化することが課題でした。
- 考 え
- カウンターを「アイコニック」に浮かび上がらせるため、周囲の要素を極限まで削ぎ落としました。照明・壁面・什器すべてをカウンターの背景に徹する脇役として設計し、無垢材が持つ生命力を主役として際立たせます。
- 仕上げ
- 一歩足を踏み入れた瞬間、視線が自然にカウンターへと集まる空間が完成。立ち食いという簡素な形式を、素材と設計の力で特別な体験へと昇華させた店舗が生まれました。
Craft
ID INC.の強み・クラフト
事例の背後には、ID INC.ならではの制作アプローチがあります。ブランディングから空間設計、施工まで一貫して関わることで、細部まで意図が通った空間を実現します。
ブランド戦略と空間設計の統合アプローチ
ID INC.は、空間デザイン専業ではなく、ブランディング会社として空間を設計します。企業の理念・ビジョン・価値観を深く理解したうえで空間に翻訳するため、"なぜその素材なのか、なぜその配置なのか"の答えに、すべて戦略的な根拠があります。見た目の美しさだけでなく、ブランドの思想が染み込んだ空間が生まれる理由です。
家具・サインまで一貫したディテール設計
空間の印象は、大きな構造だけでなく、家具一つ、サイン一つ、照明一つの選択の積み重ねで決まります。ID INC.は、建築的な設計から家具選定、サイン計画、空間グラフィックまで、すべてを同じ思想で貫きます。一貫したディテール設計によって、細部に宿るブランドの世界観が実現します。
信頼できる施工パートナーとの連携
優れた設計も、施工の質が伴わなければ実現しません。ID INC.は、長年の協業で信頼関係を築いた施工パートナーと連携し、設計意図を正確に現場に反映します。工事監理にも責任を持って関わり、完成までの品質を担保。設計と施工の両輪で、クライアントに安心を提供します。